【カナダでシェアハウス探し】知っておきたい部屋探しと内見時のチェックポイント

こんな人にオススメの記事です
  • 今後ワーホリや留学でカナダに行く予定
  • Home Stay/Domitoryの後、どこに住むか迷っている
  • シェアハウス探しって、何をしたらいいかわからない
  • 内見の約束って、どうやって取り付けるの?
  • 内見するときにチェックすべきことって何?

留学生活はじめの数カ月は、Home StayやDomitory(寮)に住むことがメジャーです。

個人の意見ですが、最初のHome Stay/Domitory期間に以下の3つをすることで、そのあとの住みやすい部屋を探すのに効率◎でした。
 ● 海外の生活に慣れる
 ● 現地の土地勘をつける
 ● 自分のこだわりを理解する

私は最初の2カ月学校が手配しているHome Stay先に滞在。
Home Stay滞在中の最後の1か月間に、次に住む場所を探しました。

以下について説明していきます
  • ステップ1
    現状を知る…カナダ若年層の暮らしかた

  • ステップ2
    絞りかたを知るこだわりポイントチェック

  • ステップ3
    探しかたを知る気になる部屋をリストアップ

  • ステップ4
    決めかたを知る内見予約のしかた&内見チェックポイント
  • ステップ5
    決定&契約…納得いく部屋を見つけたら、契約!

【ステップ1 現状を知る】カナダ若年層の暮らしかた

「Home Stay・Domitoryの経験を経て、シェアハウスに移る」が主流

私がカナダで出会った留学生は、95%以上がHome StayやDomitoryの暮らしからスタートしています。
残りの5%、ゲストハウス・Airbnbに滞在するパターンの人もいました。

ホームステイや学生寮から始める理由は、以下がよく聞く意見です。
● 留学エージェントが推奨しているから
● 留学に集中したいから(家事は人に任せたい!とか)
● 周辺の土地勘をつけて治安とアクセスに優れた場所にあとから移りたいから

その後は、ホームステイや学生寮に住み続ける人もいれば、シェアハウスに移る人もいます。
十人十色ですが、私の周囲では、自由と自立を求めてシェアハウスに移る人が比較的多かったです。

現地の若者はというと、マイホームを買うかシェアハウスの一室を借りるか!?

カナダでは、日本にあるような一人暮らし用住居は見かけることがマレ。
逆に、ファミリー向けサイズの一軒家やアパートがほとんどです。

Canadianの友人いわく、高校卒業=(イコール)独り立ちととらえられます。
そのため、高校卒業と同時に実家から出されることも往々にしてあるそうです。

そんな彼らがどこに住むかというと、
● 投資を兼ねてマイホームを購入
● シェアハウスの一室を借りる
というのがメジャーだそうです。

余談 大学費用は学生ローンを組んで自分で払うのが主流

日本の場合、大学の学費は自分で払う人もいれば、親が支払ってくれることもあると思います。

前述のとおり高校卒業=独り立ちと考えられるカナダのご家庭では、大学進学費用は自分で学びたいことに対する投資として、自分で学生ローンを組んで進学するのが当たり前だそうです。
住まいにしても進学費用にしても、とっても大人びた国民性だなあと畏敬の念を抱きました。

「シェアハウス」は和製英語?ネイティブっぽく言いたければ a room for rent

ある日、語学学校の先生との会話で、シェアハウスを探していることが話題になりました。
当時の私はこんなふうに言いました。

I am looking for a share house.

すると、こう指摘されました。

先生
先生

share houseでも意図は伝わるんだけど、ネイティブっぽくはないかも・・・

理由は、家を「シェア」することが当たり前だから、なんか変な感じ、とのこと。
よりネイティブっぽく言うには「a room for rent」が一般的だよと教えてくれました。

【ステップ2 絞りかたを知る】こだわりポイントチェック

まずは住みたい部屋のイメージ・譲れない条件を具体化してみましょう。

条件・判断基準を定めておくと、
● 探しやすい(候補を絞り込める)
● 決めやすい(定量的に評価できる)
ことで、より納得して部屋を選べます。

物件を絞り込むうえで、最初にチェックしていたポイントは以下の通りです。

  • 費用
    実際の合計額がいくらになるのかチェックしましょう。
    家賃(rent)とは別に、光熱費(utility)+デポジット(deposit)が必要な物件もあります。
    デポジットは家賃の半額を入居時に支払うのがメジャーです。
    退去時に何事もなければ返金されます。
  • 立地
    治安や想定通勤・通学時間が許容範囲内かチェックしましょう。
  • 1人部屋か?
    格安じゃー!!と思ったら2人部屋だったり、仕切りだけで個室じゃないこともあります。
  • 家具はあるか?
    furnished=家具付き・・・基本的なベッドとかは準備された状態。
    unfurnished=家具無し・・・「家具は自分で揃えてね」のパターン。
  • 最低滞在期間
    掲載している人は、最低3カ月・6カ月借りることを探していることもあります。
    最低滞在期間(minimum stay)などの表記で期間が書いてないかチェックしましょう。

【ステップ3 探しかたを知る】A room for rent の効率よい探しかた

プロセス2で出した条件をもとに、気になる部屋をリストアップしましょう。
リストアップには、下記6つを参考にしてみてくださいね。

①知人からの紹介

学校のクラスメイトが帰国するため代わりに住む人を探しているなど、知り合いの住んでいた場所に交代で入居するパターンです。

  • インターネットに載っていない穴場物件を知っている可能性あり
  • ちょうど退去するから新しく住む人を探していること多々あり
  • 家主と共通の知り合いがいることで部屋の安全性・信頼性が高い(実績がある)
  • 家主と共通の知り合いがいることで家賃が知人料金の可能性あり
  • 入居後に何かあったとして家主が不在でも、知人に相談することも可能
  • 家主と共通の知り合いの話題で盛り上がれる

とくに思いつきません!

②広告掲載サイト:kijiji

カナダで有名な広告掲載サイト「kijiji(キジジ)」です。

広告掲載サイト「online classifieds advertisement service」とは

ざっくりいうと、個人間の「売りたい」「買いたい」「貸したい」「借りたい」のやり取りを行えるオンラインサービスです。
売買・貸借以外にもコミュニティサークル・ボランティア募集なんてものもあります。
日本でいうところのジモティーが近い存在かなと思われます。
有名な広告掲載サイトといえば、アメリカ発祥のCraigslist(クレイグスリスト)です。

一般的な中古品の売買に限らず、車・住宅・ペット・サービスの売買もあります。
住宅も一軒丸ごともあれば、ワーホリ・留学生に適した一室貸しも掲載があります。
貸主は個人もいれば、賃貸会社の場合もあります。

やりとりの仕方は、広告ページからonline上でメッセージを送ることもできれば、掲載主によっては電話番号を載せている人もいて、電話・SMSでのやりとりを求められることもあります。

バンクーバーに引っ越した時は、kijijiを使ってシェアハウスを決定しました。
オンラインメッセージから軽い自己紹介と部屋に興味があり内見したい旨を送り、相手と内見の日程を決めて、実際に内見に行く、という流れで進めていました。
電話番号は、内見当日に家に到着した際に電話する用途で交換したときもありましたが、相手によってマチマチでした。

  • カナダ主流の広告掲載サイトだから、掲載数が豊富情報が新しい
  • サイトがユーザフレンドリーで初見でも使いやすい
  • 掲載主の返信の平均時間・過去の評価を見られるので安心度が比較的高い

  • 掲載によって情報量・質がマチマチなので、ピンポイントで知りたい情報にたどり着けないこともある

③広告掲載サイト:castanet

Kelowna、Penticton、Vernon、Salmon Arm、Kamloopsといったブリティッシュコロンビア州の内陸にあるOkanagan lakeエリアのローカル広告掲載サイト「castanet(カスタネット)」です。

kijiji同様、中古品や物件のやり取りができるほか、地元ニュースなども取り上げられています。

Kelownaで部屋探しをするときに使用しました。

  • 地元住民の利用度が高いため、kijijiより掲載数が多い可能性あり

  • サイトUIが少し煩雑なので慣れるまで使いづらいかも
  • 広告掲載主とのコンタクトで電話番号が必要な場合が多い(オンラインメッセージを受け付けてくれないケース多々)

④広告掲載サイト:Craigslist

アメリカ発祥の広告掲載サイトで、kijijiやcastanet同様、職・住宅・中古品・サービスなど、募集する側もされたい側も広告掲載できるオンラインサービスです。

カナダでの利用度も高いらしく、部屋探し・借主探しの広告が頻繁に更新されています。

  • kijiji同様、ユーザ数が多く広告数が豊富

  • サイトUIが簡素なわりに操作はやや複雑で慣れるまで使いづらいかも
  • アヤシイ掲載(賃貸料$1で若い女性のみ募集とか)もあるので自己責任の取捨選択力が問われる
  • 賃貸料の表記が広告掲載主次第で、週表記のものもあれば月表記のものもあって混乱しやすいかも

⑤広告掲載サイト:JPカナダ

英語でのやりとりにまだ自信がない、めんどくさい、という場合は、日本人用カナダ総合ポータルの「JPカナダ」が便利かもです。

住宅関連以外にも在カナダ日本人向けのイベント開催などもあり、日本語でカナダの情報を仕入れたい場合は、こちらを参考にするといいかもしれません。

  • 部屋探しは日本語でやりたい、という方にはうってつけかも

  • 家主・ルームメイトともに日本人である可能性が高く、グローバル環境で暮らしてみたいという方には不向きかも

⑥ハウスシェアマッチングサイト:happipad

ブリティッシュコロンビアの州立大学UBCのチームが立ち上げた、カナダのモダンなハウスシェアを提案する「happipad(ハッピパッド)」です。

住宅の高価格化や社会からの孤立といった現在カナダが抱える問題の解決策として、立ち上げられたサービスです。
住宅の空いてる部屋を有効活用したい家主と部屋を借りたい人とをhappipadチームがマッチングしてくれます。

happipadチームが精査した物件が掲載されているので安全面で一般の広告掲載サイトと比較して安心できます。

実際にhappipadを通じた内見にも行きましたが、物件・貸主ともにいい雰囲気でした。

  • happipadチームが精査した物件が掲載されていて、物件の質が比較的良い
  • 借主・貸主両者ユーザのプロフィールが詳細なので、会う前から相手の情報を知ることができて安心度が高い

  • 掲載数は発展途上中
  • 家賃はやや高め

各探しかたを簡単に総括すると、こんな感じです。

探しかたメリットデメリット
知人からの紹介穴場物件があるかも
安全面◎
運次第
広告掲載サイト「kijiji」豊富な掲載数情報量・質が不均一
広告掲載サイト「castanet」kijijiより掲載数が多い可能性あり電話番号が必要な場合が多い
広告掲載サイト「Craigslist」豊富な掲載数UIが微妙
情報の質がたまに微妙
広告掲載サイト「JPカナダ」日本語で探したい人に◎グローバル環境には当たりづらい
ハウスシェアマッチングサイト「happipad」物件の質が比較的良い
家主のパーソナリティを確認できる
掲載数は発展途上中
家賃はやや高め

【ステップ4 決めかたを知る】内見予約のしかた&内見チェックポイント

プロセス3で詳しく見たいと思った部屋の内見予約をしましょう。
写真やネットの情報だけでは確認しきれない事柄をチェックしましょう。
実際に見に行けない場合は、ビデオ電話で内見させてもらうなどもいいですね。

内見で認識齟齬がないことを確認することが重要です。
内見せずに契約したら、思っていた物件と全然違った・・・なんてこと避けたいですよね。

内見を予約する

気になる部屋をリストアップできたら、いざ内見予約をしましょう。

最初の内見依頼メッセージで押さえたいポイントは下記のこと。
● 部屋を探していること
● 掲載されていた部屋に興味があること
● 簡単に自己紹介

(参考)私が実際に送っていたメッセージ

実際に私が送っていた内容をさらけ出させていきます。笑
自己紹介にはヤバい人じゃないよ!というのが伝わるようなポイントを書いていました。

Hello, I am (名前), an international student, and looking for a room for rent which is available in (借りたい期間).

I saw your room on (見つけたサイト/部屋のURL). Can I have a viewing?

Let me introduce myself briefly:
* a Japanese female ESL student in downtown
* keep the house rules
* don’t smoke
* don’t have any pets
* used to work as a system engineer

内見チェックポイント

内見の時にチェックしたいポイントをまとめておきましょう。
事前に項目を用意しておくと、スムーズに内見できますよ。

家の周り

  • 最寄り駅・バス停まで何分か、買出しに行きやすいか
  • 通勤・通学時間が一時評価で想定していた通りか
    ざっくり測定なところが多いので、実際に自分の足で確かめたほうが良い。
  • 街灯は十分にあるか
    いくら治安がよさそうでも、夜道真っ暗は避けたほうが良いかも。

専有部分(部屋の中の確認)

  • 窓を開けてOKか
    かつてホームステイで窓開閉NGだったので確認していた。
  • 部屋のドア・窓にカギがかけられるか
  • 部屋の清潔度・匂いなどに違和感がないか
    写真じゃ確認できない部分のチェック。

共有部分(みんなで使う部分の確認)

  • 家主とうまくやっていけそうか
  • 訪問者OKか
    日中・宿泊の訪問がOKか、制限付きOKか、友人を招きたい場合は要チェック。
  • 家賃の支払い方法はなにか
    現金支払い・送金(e-Transfer)など、家主による。
  • ゴミ出しルールはあるか
  • 喫煙ルールはあるか(タバコ・大麻含む)
    家の中で吸う人がいるのは私は気になる、ということでチェック。
    ちなみに、420 friendly とは大麻(マリワナ)利用OKという意味。
  • 空調調整が自由にできるか/寒すぎない・暑すぎないか
  • Quiet timeに大きなズレがないか
    平日深夜にパーティされるのは嫌だったので。。
  • トイレ・浴室・キッチンは何人でシェアか
    朝のバスルーム独占や食事時のキッチンの使いやすさは生活を左右する。
  • キッチン器具が備えられているか
  • セキュリティがしっかりしているか
  • 靴を脱ぐ家か
    日本のように「内と外」がくっきり分かれていないことが多々。
  • 洗濯機の利用制限はあるか
    週に1度まで、などルールがあることも。
  • Wi-Fiは設けられているか
  • ペットいるか
    アレルギーの人は要確認。
  • 共有部分の清潔度

【ステップ5 決定&契約】納得いく部屋を見つけたら、契約!

「ここに住みたい!」と思える部屋を見つけたら、いざ契約しましょう。
内見後、なるべく早く結論を出すことをオススメします。

決めるのが遅くて、ほかの人に取られてしまう、なんて残念ですよね。

契約では、書面にサインなどの手続きを経ましょう。
物件によっては書面による手続きがないこともあります。確認しましょう。

【おまけ】部屋の天井から水漏れ!

バンクーバーで借りた部屋の天井から水漏れが発生しました。
その時の対応について、記事にしたので見てみてね。

カナダ若年層の住まい事情、お勧めの探しかた、部屋探しの条件一覧を紹介してきました。

少しでも参考になる部分があれば幸いです。

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