こんにちは!
先日、カナダBC州の公的医療保険MSPをゲットしました!
そこで今回は、MSPについてと申請の流れをシェアしたいと思います。

申請時に実際につくった文書なんかも掲載します。(英語レベルばれるのは恥ずかしいですが…)
これから申請する方にお役立ていただければ嬉しいです。
MSPとは?
日本でいうところの国民健康保険です。
カナダでは、住む人全員が公的医療保険を受けることができます。
BC州ではMSP(Medical Services Plan)と呼ばれ、必要な医療サービスの費用をカバーしてくれます。
このMSP、わたしのようにワーホリで住んでいる場合または留学生としてきている場合も、条件付きで対象者になることができます。
(※)ビジタービザで滞在の場合は対象外です。
メリット(通常の海外保険と比べた優れてるところ)
1.クリニックや病院で医療費がカバーされる
医療費ゼロで病院へかかることができるのが何といっても大きいです。
(※)健康を保つために必須と認められない医療や薬代は対象外です。

2年前、現地の病院で食中毒になり病院に運ばれました。
当時MSP保持者ではなかったため、
外国人医療費(out of country physician fee)
+ 休日救急診療(emergency fee)
+ 処方箋代金 (prescription fee)
で合計$1245をその場で支払いました。
(後日海外旅行保険がカバーしてくれた。感謝。。)
2.身分証明になる
氏名・生年月日・現住所が記載されています。
身分を証明するものとして持っていると安心な感じがします。
ただ、MSPカードは写真付きではないのでパスポートほど強力ではない気もします。

私が日本から契約してきた海外旅行保険は日本語表記。
カナダの現住所などの記載はもちろんないので、例えばお酒を買うときの年齢確認では使えませんでした。
デメリット(通常の海外保険と比べた劣っているところ)
1.あくまで医療保険だけ
海外旅行保険に一般にある盗難・破損・紛失に対する補償、死亡保険。
ときに一時帰国時の保険カバーなんてサービスも付いてますよね。
MSPはあくまで医療保障なので、上記は含まれません。

万が一のことを考えると、海外旅行保険のほうが確実に手厚いと思います。
2.申請してから発行されるまでの期間は適用外
私の場合、申請してからMSPが有効化されるまで2カ月半かかりました。

その間は保険適用されないので、いざというときのために保険に入っておく必要があります。
3.歯科治療は対象外
残念ながらMSPでは歯科治療はカバーされません。
契約する海外旅行保険によっては、歯の治療がカバーされる海外旅行保険がありますよね。
その「歯科治療アリの海外旅行保険」と比較しては劣っていると言えるかもしれないです。

歯科治療のカバーがない状態で銀歯が抜けてしまい、実費で歯医者さんに行きました。
だいたい$400かかった・・・!
あなたは対象者?MSP加入条件
ワーホリビザも、条件を満たせばBC州民と認定されMSP資格をもらえる場合があります。
ワーホリビザの場合
ワーホリでMSP対象になる条件は下記3つです。
上記条件を満たす証明として、下記2点を加えて申請する。
詳細の条件はこちら(英語)から確認できます。
学生ビザの場合
学生ビザの場合、申請時にfull-time studentかどうかの質問に答えてMSP対象と認められれば加入可能なようです。
ただし、学生は保険料が発生します。
詳細はこちら(英語)で確認してみてください。
申請の流れ
2021年2月時点では、オンライン申請と郵送申請ができます。
わたしはオンライン申請を選択しました。
その時の流れを詳しく話したいと思います。
- ステップ1申請する
- ステップ2手紙が届く
- ステップ3必要書類を集めて手紙を返す
- ステップ4手紙が届く
- ステップ5カードが届く
ステップ1.申請する
申請はBC州申請ページから行えます。
オンライン申請の場合
オンライン申請の場合、約15分の入力で申請を済ませることができます。
わたしはオンライン申請をしたので、その形跡をご紹介します。






郵送申請の場合
郵送申請の場合、フォーマットを印刷して指定アドレスへ郵送します。
フォーマットはBC州申請ページからダウンロードできます。
ステップ2.手紙が届く(件名:Eligibility for provincial health care benefits)
申請してから2週間後、Health Insurance BCから手紙が届きました。
要約すると「あなたはMSP対象外です」という内容。
ステップ1で記載したとおり、MSP加入条件の書類添付ができなかったからです。
送られてきた手紙と条件クリアを証明する書類を同封して手紙を送り返せとのことでした。
ステップ3.必要書類を集めて手紙を返す
一度申請が却下された状態から再申請するには、以下を返送しろとのことでした。
送り先は、届いた手紙の下部にあるHealth Insurance BCのオフィス。
滅多に変わるものではないと思うけれど、念のためcontact usのmailing addressで最新住所をチェックしておくと安心かも?

対応内容をひとつづつ解説していきます。
送付物1.届いた手紙
ステップ2で送られてきた手紙は両面印刷の紙1枚と返送用封筒。
それをそのまま返送用封筒に入れました。
送付物2.雇用契約書または雇用主からの手紙
雇用主に口頭&メールで依頼し、後日作ってもらった手紙を受け取りました。
そのとき送ったメッセージはこんな感じ。
This is a quick reminder of what I asked you a few days ago.
The reason why I need a letter from my employer is to have BC insurance(MSP).
Here is the official information:
https://www2.gov.bc.ca/gov/content/health/health-drug-coverage/msp/bc-residents/eligibility-and-enrolment/are-you-eligible/working-holiday-programs
I attach the letter picture from Health Insurance BC.
Since my work permit is until [ビザ期限日], I am planning to leave BC in [出ていく予定月] then hopefully the date my employment is expected to end would be [雇用終了予定に書いてほしい日付].
(Although I understand employers don’t declare employees’ ending date, I need it for this.)
Could you let me know when you are finished, please?
Thank you in advance.

以前口頭で依頼したことのリマインダであることを冒頭で伝え、
手紙が欲しい理由と雇用終了予定に書いてほしい日付を記載しています。
(※)通常、雇用主は解雇予定を明言してはいけないらしいのですが、理由があって明言してほしいんですという点を強調。
送付物3.BC州を去る予定日
どうやって記載するか迷ったんですが、送付状と兼ねてみることにしました。
実際に送ったのはこれ。


可能な限りシンプルにしました。
「ワーホリ人間の再申請ですよ」ということ、
送られた手紙、雇用証明レターの原本、BC州を出ていく予定日を載せています。
ステップ4.手紙が届く(件名:Enrolment complete in the MSP)
再申請から3週間くらいで、またもや手紙が届きました。
要約すると「MSP申請通りましたよ」とのこと。
ただし、「この手紙は申請許可を伝えるもので、実際のカードとその有効開始日は2/1からですよ」とのことでした。
ステップ5.カードが届く
2/4、最初の申請(11/16)から約2.5カ月でMSPカードをゲットできました!
長い道のりでしたが、現物が届いたときの喜びはひとしおです^^

まとめ
以上を簡単に振り返るとこんな感じです。
更に詳しい情報を知りたい場合は、公式ページをチェックしてみてくださいね。
なにか質問があれば、コメント欄やTwitterのDMお待ちしています。
コメント
返信用封筒が届いたのですが返信する住所はどこの住所を書けばいいのでしょうか?
ご質問ありがとうございます(^^)
手紙の下部に記載されたオフィスに送りました。
いちおう載せておきますね。
Health Insurance BC
PO Box 9035 Stn Prov Gov
Victoria, BC V8W 9E3