語学留学&ワーホリで英語力は上がるの?TOEIC受けた結果と考察

語学留学&ワーホリって語学力向上に本当に効果はあるのか?気になる人も多いかと思います。
疑問を検証するべく、帰国直後にTOEIC Listening&Readingを受けてきました!
まず結果から言うと、アップしました!!\(^^)/

今回の記事では、下記のことをお伝えしていきます。
● TOEICを受けた結果
● TOEIC得点のレベル観
● 語学留学前にTOEICは必要か?
● 帰国後の就職にTOEICは使えるか?
● 効果のあった勉強方法

では早速いってみましょう。

まずは結果発表

まずお断りしておきたいのが、日本を出る直前にTOEICは受けませんでした;;
よって、留学&ワーホリ直前と帰国直後の徹底比較はできませんorz(ツメが甘い・・・)
ですが、なんと10年前大学時代のTOEIC結果が机のはしっこから発掘されました!
ので、TOEICで見たときの10年前の語学力留学&ワーホリを経て帰国1カ月以内の語学力を比較してみます。

ずばり数値にして930点-680点=250点アップ!
なんだか狙ったようにキリがよいですね、さすがTOEIC(狙ってません)

「どうせなら990点が良かった」みたいな気持ちもありますが、そもそも日本語(母語)も時折おぼつかない私にとって語学のテストで満点を取ろうだなんて、そんなそんな・・・という気持ちが勝ります。
よって、930点が私の実力でしょうし、それでいい、うん、と素直に喜びです。

TOEIC得点のレベル観

さてここで、TOEIC930点ってなんぼなもんだ、と気になるところです。
そこで、公式ホームページから情報を仕入れてきました。

こと私の受けた試験は第291回(2022年3月20日 午後)でした。

第291回(2022年3月20日 午後)
受験者数:46,320人
リスニング
セクション
(Listening)
リーディング
セクション
(Reading)
トータル
(Total)
最高スコア
(Maximum Score)
495495990
最低スコア
(Minimum Score)
5510
平均スコア
(Mean Score)
327.8275.6603.4
標準偏差
(Standard Deviation)
83.492.6168.0
TOEIC平均スコア・スコア分布より(https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/291.html)

TOEICとコミュニケーション能力レベル

TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表が公表されています。
レベルはAからEまで5段階。
合計得点で評価されます。

A 860以上「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。」
B 730以上「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。」
C 470以上「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。」
D 220以上「通常会話で最低限のコミュニケーションができる。」
E 220未満「コミュニケーションができるまでに至っていない。」

TOEICとCEFRレベル

TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表も公表されています。
こちらも5段階でレベルが表現されています。
Listening・Reading毎にCEFR(外国語学習者の習熟度レベルを示すガイドライン)での位置づけを評価されます。

Listening
Professional User C1 490以上
Independent User B2 400以上
Independent User B1 275以上
Basic User A2 110以上
Basic User A1 60以上

Reading
Professional User C1 455以上
Independent User B2 385以上
Independent User B1 275以上
Basic User A2 115以上
Basic User A1 60以上

語学留学前にTOEICは必要か?

あくまで個人的な意見ではありますが、なくてもいいんじゃないかな。という感じです。

そのココロは2つ。
● 語学学校の入学試験的なものが免除されたりするわけではない
● ローカルの人にTOEICの知名度は低く、職探しでのresumeにも書く機会はなかった

ひとつづつ説明していきます。

語学学校の入学試験的なものが免除されたりするわけではない

私の行った語学学校では、入学前に独自に準備されたテストを受験しました。
テスト結果をもとに、クラス分けするよってやつです。
語学学校が提供してくれるテストを必須で受けるスタイルだったので、TOEICがウンヌンは出番がありませんでした。

ちなみに、カナダの公立カレッジに行きたい!みたいな場合も、やはり独自テストを合格するか、IELTSによる語学力足切りがメジャーな感じでした。

ローカルの人にTOEICの知名度は低く、職探しでのresumeにも書く機会はなかった

いざワーホリで働きたい!っていうとき、言葉が喋れることは大前提。
さらに、私の周りだけかもしれませんが、英語を母国語とする人にはTOEICってなに?おいしいの?みたいな人もいました。

そのため、職探ししたいからresumeにTOEICの点数書く!というメリットはあまりないかもしれませんし、私は書きませんでした。
どちらかというとresumeの内容をしっかりと書くresumeを渡すときの会話をがんばることを意識していました。

職探しのことがもっと知りたい方は、下記の記事をどうぞ

「留学またはワーホリの前後で英語力の伸びをみたいんです!」という気持ちであれば、安上がりで定量評価でき日本で知名度の高いTOEICはもってこい。
そういう方は受験するメリットあるのでは?と思います。

帰国後の就職にTOEICは使えるか?

これは私も興味津々のポイントです。

TOEICが高得点だから即仕事で使える!っていうのは安直かなと思っています。
とくに私は今回満点なわけではないですし、語学の直接関係するお仕事をしようとは今ところ思っていないことも踏まえ、TOEICがこうだからこう、という風には考えていません。
ただ、選考中に「留学・ワーホリして結果は出たのか」という問に対し、定量的に回答できる武器として一つ持っておいて心強い、という感覚です。

これから転職活動などの経験を通して感じたことがあったら随時更新したいと思います。

効果のあった勉強方法5つ

さて、語学アップのためにやったことに触れていきます。
まず、TOEIC対策!的なものはしていません。
帰ってきたアリモノそのままで学力チェックをしたかったし、面倒くさかったから!笑

ここではカナダにいたときにやっていたことを振り返っていきます。
あくまで私個人がやっていて伸びたなと思うものです。
人によって向き不向きあるし、やりかたは人それぞれ千差万別だと思うのでご参考程度に。。
● 人と話す・わからなかったら聞く
● ニュース見る
● 映画・ドラマ見る
● 読みたい本を読む
● 発音トレーニング

詳しく説明していきます。

人と話す・わからなかったら聞く

友人や同僚、お店の常連さん等々ととにかく話す!

学びにきてるんですもの。
わからないんですもの。

恥など忘れて会話を楽しみました。
わからない言い回しがあったら、失礼にならない範囲で聞く。
聞きすぎて申し訳ないなと思う場合は、あとで調べる。
これの繰り返しで、だいぶ聞けるようになったし、喋れるようになった気がします。

あとハマっていたのは、日本のことわざを日本語がわからない友人に教えること。
英語を使っていて「ああ、この日本語がぴったりの言葉なのに・・!」ともどかしい時に、開き直ってその単語を教えたら、日本の文化が知れてうれしいと、かえって喜ばれました。
例えば「チリツモ(塵も積もれば山となる)」とか笑

発音トレーニング

日本で生まれ育って、絶対音感があるわけでもない三十路の私としては、英語がnativeみたいな発音で話せる日は来ないだろうと思います。
だって聞き分けられないんだもの。

でも、可能な限りglobal standardに近づけられるアプリを発見し、重宝しています。
その名もElsa Speak。
AI搭載の英語発音矯正アプリで、世界各国の英語イントネーションを使いこなすかの有名なだいじろーさんが紹介していて知るに至りました。

使ってみると、こりゃあいいな、と。
なぜかというと、語学学校で取っていた発音クラスで教えてもらえる基礎的なことから実践的な会話までを学習でき、出来栄えをAIがチェックしてくれる。しかも繰り返し繰り返し、自分の納得いくまで。
こんなにマンツーマンでとことん昼夜問わず相手してくれるのはアプリだからこそと感心しました。
デメリットはアプリの仕様がちょっとわかりずらいことと、AIの精度がやはり人間と比べると劣ること。

活用方法としては、
● 苦手な発音を知る(たとえばAppleのAがよく相手に聞き間違えられる、とか)
● 苦手だと思う発音記号を重点的にやる
● 日常生活で実践し、改善したかチェックする
これの繰り返しです。帰国した今でも、意識してたまに使っています。

ニュース見る

ローカル新聞のサイトを週に2,3度の頻度でチェックしていました。

また、BBCの1分間ニュースを、語学学校のクラスで使っていました。
やることは
● 聞き取り
● メモ
● 要約
ブリティッシュ英語は語学試験でよく使われるらしいので、慣れる意味でもよかったです。

映画・ドラマ見る

Netflix留学という言葉を耳にするくらいですから、有名ですよね、きっと。
とくに海外ドラマだとfriendsなどの1回あたり20-30分の短めで楽に見れるものを、とにかく見まくりました(暇人なもんで)
映画だと2時間じっとしていなくてはいけなくて、毎日やるにはしんどくてできませんでした。
自分が見続けられる面白いと思うものを、面白いと思う頻度で、できれば繰り返し見ていました。

読みたい本を読む

とくに本好き!というわけではないので、読みたいと思ったときに無理のない範囲で読んでました。
ちなみに地元の本屋さんで見つけてかわいーーー!となって買ったのは赤くて正方形のこちら。

楽天Kobo電子書籍ストア
¥966 (2022/05/03 23:39時点 | 楽天市場調べ)

生きるのがカッタルイ恐竜たちが会話を繰り広げる4コマ漫画のスタイルで、当時病み気味だったわたしは癒されました。笑

ここまでTOEICの結果発表から勉強方法の振りかえりまでお話してきました。
どなたかのご参考になればハッピーです。では。

コメント

タイトルとURLをコピーしました